2006年9月 2日 (土)

15年間待った後で

15年間、どこで何を「マウス」は待っていたのでしょうか?マウスにとって「15年間」というのはどんなに長い期間でしょうか?

実際には15年間もマウスは生きることができません。そのマウスはそのまま冷凍庫で15年間も待ち続けていたようです。では一体何のために?

もちろん実験のためなのですが、その実験というのが「15年間冷凍保存した体から取り出した精子を使って子供を誕生させること」なのです。

一昨日14日、それに成功したと発表されました。

使ったのは冷凍精子のみで卵子の方は冷凍されていないマウスでの実験ですが、それが成功し、子供が生まれ、正常に大人まで成長しているのには驚きを隠すことができません!

この成果は将来、絶滅した動物を蘇らせる可能性が出てきたと言われています。

この技術の医療分野への応用は考えられていないようですが、今度の不妊治療での精子を長期保存する技術にも応用できることでしょう。

しかし、何十年も何百年も保存されたものが、未来で使用されるようなことになるなど、まるで逆ターミネーターのような事態が起こることは避けたいものです。研究や技術が進んでいくのはとても良いことですが、やはりどんなことでも倫理の問題をしっかりと整理してから、高度な技術を使用して欲しいものですね。

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2006年8月26日 (土)

運勢の変更?

このたび、太陽経の惑星から「冥王星」がなくなりました。

「西洋占星術」では「冥王星」を太陽経の一番外側に位置するために、「生と死」「破壊と再生」「始まりと終わり」などの区切りを意味するものとして、重要視されてきました。

その他にも「執着」、「徹底した探索」、「神秘の世界」、「先祖」、「カリスマ性」などの性質を持ち、暗い洞窟へ奥深くもぐり込んでいくイメージ、死後の世界にも関係があり、追い詰められたときに最大限に力を発揮する、とされています。

「冥王星」がなくなったわけではないので、もしかしたら問題はないのかもしれませんが、もし今年の運勢を「西洋占星術」にて占ってもらった人があれば、「冥王星」が惑星でなくなった24日以降に占ってもらうと、結果が変わるかもしれません。

「今年は恵まれません」などと言われてしまった人は、是非、もう一度行ってみてください。運勢が変わっているかもしれません!?

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2006年8月 5日 (土)

日本だけではない問題

「少子化社会」の対策に頭を痛めている現象は、日本だけではなく、「韓国」「台湾」「シンガポール」「中国」「タイ」などの中国・アジア諸国でも起こっています。

その中でも一番出生率が低いのは「韓国」。韓国では社会風土の背景も加味していますが、不妊治療の「人工授精」や「体外受精」がさかんなことは知られていることです。

しかしなぜ、このようにアジア中心にその現象が広がっているのでしょうか?

どこかに問題点があるはずです。

韓国での調査でわかったことは、経済危機後に結婚や出産を先延ばしにする傾向になったこと、女性の社会進出による価値観の変化、などがその原因として大きいようですが、教育費も重荷になっていることもあげられています。

これは日本にも言えることで、男女平等の社会という考え方が広まる中、女性の総合職の定着、そして管理職への道が開けたこと、などから晩婚化が進み、結果として子供を産まない、一人っ子になる・・・といった現象が起こっています。一人っ子なら教育費をたくさんかけることができ、反対に、かけてしまうことになり、多くの子供を持つことが負担になってしまうのです。

ではこれを改善するためには、育児・教育費の支援を強化すること、児童手当の導入、不妊治療の支援拡大・・・などの対策で果たしてこの流れを食い止めることができるのでしょうか?

中国で1979年に「一人っ子政策」を導入してから27年。あの頃の中国での子供に対する扱いは、かなり変わってしまったことでしょう。そういった中国を含めてここ20年ほどの人間の価値観の変化は、そう簡単には変わらないでしょう。

もっと根本から社会のいろんな意味での安全・安心を提供する対策を提示しなければ、この流れは食い止めることはできないのではないでしょうか。

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2006年4月22日 (土)

民間秘方

中国に行くときに友人より、「是非、買ってきて欲しい薬がある」と言われました。「中国の薬」と聞くだけでも怪しいのに、その名も「男宝」と「女宝」。何だかますます怪しいです。そしてどんなものかわからないまま、中国へ。

どこでどんな感じで手に入れたらよいのか、わからなかったために、身近な中国人に「これらの薬を知っているか?」と訪ねたところ、聞く人みんな2つ返事で「知ってるよ!」と。「この薬を手に入れたいが、どこに行けば良いのか」と訪ねたところ、「どこの薬屋でも売ってるから行って見れば良い」との返事。

中国では(この時訪れたのは上海でした)とても有名な薬だったようです。

近くの通りががりの漢方薬局に入ってみました。街角の小さな薬局だったにも関わらず、とてもたくさんの人で溢れていました。中国では漢方薬は西洋薬よりも身近な薬として利用されているようです。しかもとても安価でしたので、もしかしたら西洋薬よりも安いのかもしれません。

そして頼まれていた「男宝」と「女宝」を手に入れることができました。

箱には「民間秘方」と記されてあり、赤い箱に金の文字という配色が何とも中国らしいものでした。

その効能ですが、「男宝」は「壮陽補腎」「腎陽不足」「腰腿酸痛」「腎嚢湿冷」「食欲不振」などで、「女宝」は「温陽固本」「補気養血」「健身防老」「気血不足」「面色萎黄」「毛髪干枯」「倦怠」「耳聾目暗」などです。

さて興味のある成分についてですが、

「男宝」には、「驢腎」「狗腎」「人参」「当帰」「杜仲」「肉桂」「鹿茸」「海馬」「阿膠」「牡丹皮」「黄耆」「熟地黄」「茯苓」「白朮」「「山茱萸」「枸杞子」「菟糸子」「附子」「麦冬」「川続断」「甘草」などが含まれ、

「女宝」には、「紫河車」「人参」「黄耆」「当帰」「鹿茸」「阿膠」が含まれています。

なるほど、と思える生薬名です。

どちらも「冷え性」「気血不足」「疲れやすい」などの症状をお持ちの人にはとても良さそうなものです。粒状になっているものですので、服用しやすくお手軽です。

ただ、ニセモノもあるようですので、購入には注意してください。

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2006年4月 1日 (土)

4月の魚

フランスでは今の時期、「卵」「にわとり」「うさぎ」「魚」の形をしたチョコで溢れています。

これらはイースターを祝うお菓子です。

「卵」や「にわとり」は、ひよこが卵の殻を破って出てくるように、キリストも死という殻を破って蘇ったことを象徴しているようです。

「うさぎ」は、一度にたくさんの子供を産むことから、生命の誕生を意味しているようです。

では「魚」は?

「魚の形をしたチョコ」は、4月1日のエイプリル・フールに食べるお菓子です。この日をフランス語で「ポワソン・ダブリル」つまり「4月の魚」というそうです。魚とは「鯖」のことで、この時期に簡単に釣ることの出来る「鯖」に「騙されやすい人」を例えて、「4月の魚」が「4月ばか」になったという説が有力だそうです。

「年に1回嘘をついても良い日」となっている今日。実際に「嘘をついてもいいよ」と言われると、嘘をつけなくなるのが人間の心理です。しかしそれも国民性で、アメリカでは国を挙げてニュースから嘘を流してしまうほどの嘘つきぶり。

イースターの「卵」にちなんで、「今回グレードが良い卵ができたのよ」というのも変だし、「うさぎ」にちなんで「三つ子を妊娠したの」というのもちょっと・・・。

さて、どんな嘘をつきましょうか。

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2006年3月29日 (水)

日食

今日の日本時間午後6時~8時半頃、エジプトやトルコなどでは「皆既日食」が観察されます。

太陽が月の裏に完全に隠れるこの現象は、一度見ると、その妖艶な光景に目を奪われ、また見に行きたくなるといいます。

今日の「皆既日食」は、ネット上で公開されるとのことですので、是非オンタイムで見てみたいものです。

日本では、皆既日食が見られるのは、2009年7月22日だそうです。

「日食」と言えば、昔はその現象がなぜ起こるのかわかっていなかったために、「不吉なもの」として恐れられていました。考えてみても、昼間今まで明るく照らされていた太陽が突然何かに隠され、辺りは暗くなり、気温も下がるわけですから、その地球上の生き物が驚くのは当然でしょう。

「竜が太陽を食べた」とか「神が怒った」とか・・・、様々なことを言われてきましたが、
日本では神話の「天の岩戸に隠れたアマテラス大御神を呼び戻す」この場面は、まさに日食のことを語ったものだとも言われていることは有名な話です。

日食は、必ず新月の時に起こるものです。

「新月」や「満月」の時は、月の見えない力に地球上の生き物は動かされ、いつもとは異なる動きをしてしまうようです。「満月」には出産が多いこと、「新月」には犯罪が多いこと、などなど。

でも今日の新月は春分を迎えた後の、最初の新月です。今日の新月には「特別なパワーがある」らしいです。

日食の映像を見ながら新月のパワーに、願いをかけてみても良いかもしれません。さて世界の人々は、皆既日食の約4分間に何を思うのでしょうか。

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2006年2月 6日 (月)

中国何千年

中国では、人口の増加を防ぐために「一人っ子政策」がなされて久しいですが、「1人しか作ってはいけない」ということ以前に「1人もできない」というカップルが、8組に1組の割合でいると言われています。

(ただ「1人しか作ってはいけない」のではなく、「2人以上作っても良いが税金がかなり高くなる。税金を払うなら良い。」という制度だということは、中国の資産家達の家庭を見るとわかり、その辺が中国らしいな、と思う部分でもあります。)

日本では、その割合は10組に1組だそうです。韓国でも不妊治療は盛んであるし、アメリカなどでは他人のお腹を借りて出産する代理母出産も行われているように、「不妊」の悩みは国内外を問わず、世界中に広がっているものだと改めて感じさせられます。

昔から同様にこの様な悩みはあったのでしょうが、「不妊の悩み」は他人にはなかなか理解されないために治療を受けにくく、そのために近年まであまり治療も進んでいなかったのかもしれません。

しかし近年では、その技術はますます高度化し、高度生殖医療を行う病院が増えてきているために、治療も受けやすくなってきたと言えます。

そんな中、中国でも高度生殖医療を実施する施設も増え、不妊で悩むカップルも治療を受けやすくなったようです。ただ、中国では幼い頃より西洋薬よりも漢方薬に馴染みがあるために、西洋医学の治療にて問題がなかった場合は、多くのカップルが中医学に基づいた漢方治療を選ぶようです。

中国何千年もの歴史の中で育まれてきた中医学には、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。私達も多くの中国の症例を基にして、日々「何が問題なのか」「何が必要なのか」を探り当て「その人に合った治療」が提供できるように努めています。

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2005年12月26日 (月)

サンタからの返事

昨日はクリスマスの日。大切な人への贈り物はされましたか?

別に信者でもないのにクリスマスを祝ってしまうのは、美しく彩られる街に包まれているうちに、自然と心が躍り祈りを捧げてしまうからなのでしょう。

そのクリスマスにプレゼントを運んでくれる「サンタクロース」。

そのサンタさんから手紙の返事が返ってきたら、子供の夢に花を添えることができるのではないでしょうか?

実は「サンタさんからのお返事」は、以前よりされていたことなのです。世界中から届けられるサンタさん宛ての手紙全てに対して、返事が届けられているのです。

そこは、サンタクロースの故郷であるフィンランドのラップランド州サンタクロース村郵便局。ここの消印が押されたサンタからのカードが届くようになっています。

今や携帯やPCのメールが使用され、「手紙を書くこと」が以前に比べて少なくなってきています。子供達はどうでしょうか?やはり「手紙離れ」となっているのではないでしょうか。

「手紙を書くこと」「返事が返ってくること」の「喜び」、手紙でしか味わえない「感動」を是非子供達に伝えてほしいです。

この「サンタさんからの返事」は、子供達に夢を与えてくれる素敵な贈り物ですよね。

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2005年12月23日 (金)

捏造された怖い光景

「どこかで自分のクローン人間ができあがっている」という「怖い光景」は捏造でした。

黄教授による「ES細胞論文捏造」の出来事。

理論上では「これだけできるはず」の仮説が、なかなか結果として結びつかないときの「もどかしさ」は研究者としてはかなりの苛立ちとともに感じることです。

ただその「苛立ち」を捏造によって消し去ろうとするのは研究者としてしてはいけないこと。結果としてやってしまっても心の中での「苛立ち」は消し去ることはできていなかったはず。おそらく黄教授は今、その心苦しさから解き放たれ、すがすがしい気持ちになってことでしょう。

今回は失敗に終わりましたが、近未来に作られるであろうこの「ヒトクローン胚からのES細胞」は、新たな医療技術を生む出すことになるはずです。それにより今まで難病と言われ、治療方法がなかった疾患へのアプローチが可能となったり、先天性の疾患で生活の制限のあった子供達にも明るい未来がやってくることは待ち遠しいことです。

しかしその傍らで、「最先端医療技術がもっと進んで欲しいと思う気持ち」と「どうしても科学を追及したいという研究者の思いにより起こりうる危険を避けたい気持ち」の2つの「思い」があり、おそらくあらゆる事件へと繋がっていくことも予想されるのです。

事件へと繋がる前に、真剣に話し合わなければならない瞬間がやってくる一幕をこの件で垣間見たような気がします。

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2005年12月12日 (月)

幸せの南京豆物語

中国では、古い楚国の文献にも記載されているように「民間で代々伝えられてきた風習」があります。

その中でも「結婚を迎える男女」のための風習で「南京豆」のお話を紹介します。

結婚を迎える男女のために、親族の中でも「縁起が良く」「子孫が繁栄し」「健康で長寿」の人が「敷布団」や「掛布団」を手作りで用意する、という風習があります。

その掛布団の縁に「棗(なつめ)」「栗」「南京豆」が縫いこまれるようです。

中国語で「棗」は「zao」、「栗」は「栗子(li zi)」と読みます。「zao li zi」と同音異義語の「早立子」の意味は、「早く子供ができること」です。

「南京豆」はその鞘の中にたくさんの実がなることから、「子沢山」を意味します。

つまり、その「棗」「栗」「南京豆」のセットで、「早く子供がたくさん産まれるように」との願いを表しているのです。

近年では、この手作りのお布団の風習はなくなってきているようですが、新婚家庭にお祝いに訪れるお客様に「棗」と「栗」をお茶菓子として出し、「南京豆」は紐をうまく細工して作られた作り物の部屋飾りが、「縁起物の飾り」として飾られるようになったようです。

中国に倣って、「棗」、「栗」、「南京豆」の3点セットをお部屋に飾ると良いことが起きるかもしれませんね。

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