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2006年10月23日 (月)

危険だった出産

「出産」とは新しい命がこの世に産まれるとても感動的な瞬間です。しかし本来は危険を伴うもので、とても慎重にすべきことなのです。

昔は「出産」そして「産後」は血の道症にならないように気を使ったものです。ところが現代では産後すぐに動き回ったり、仕事を始めたりと無理をする人が多いように感じます。その時の「無理」が何年後かの体調不良や極度の冷え性などに繋がったりするのです。

そのようなことにならないように、産前そして産後も「婦宝当帰膠」をすすめています。

最終回が近づく「チャングムの誓い」。前回ではスゴン様の感動の出産場面がありました。「風熱」に罹っているために出産が危険だったスゴン様。

妊娠後期の6~7ヶ月もしくは分娩時に、突然四肢(全身)の痙攣、人事不省が起こる「妊娠癇証」または「子癇」と言われる症状です。

多くの場合、発病前に頭痛、眩暈、目のかすみ、全身倦怠、腹部脹満、下肢や両目の浮腫などの症状が現れます。スゴン様も眩暈があったり、分娩時に下肢の浮腫症状がかなり出ていました。

「風熱のため」となっていましたので、おそらく舌は「黄膩苔」だったのでしょう。

スゴン様が分娩時に失神した際、鍼治療では、気付けに「水溝(すいこう)」、高ぶっている熱を冷ますために「右行間」、分娩促進のために「合谷」への刺鍼を行っていました。

今の現代医学ではこのように難産になって母子共に危険な状態になった場合は、帝王切開をするためでしょうか、こんな生死を彷徨うような危険な出産は数少なくなりました。しかし、出産は出産。危険を伴い、気血を失うものです。

産後は気血が元に戻るまでは療養し、元気に育児ができるように気をつけて欲しいものです。

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