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2005年11月22日 (火)

排卵誘発剤の新たな治療法

通常の「排卵誘発剤」は、副作用を伴います。

一度に多数の小さな未成熟な卵子ができてしまう「多嚢胞性卵巣症候群」の人には排卵誘発剤が有効なのですが、一方で卵巣が腫れ、腹水や胸水が溜まる「卵巣過剰刺激症候群」と呼ぶ副作用が現れやすくなります。

その「副作用」が起きない「排卵誘発剤となる薬」に着目し、成果をあげているクリニックがあります。

「排卵誘発剤となる薬」とは、乳がんの再発防止などに使用する治療薬である「レトロゾール」です。

この薬に排卵を促す作用と関連があることに着目し、それを実際に不妊治療を受けている患者に服用してもらった結果、副作用は見られず、正常な排卵を促すことができ、約6割の患者が妊娠できたという結果が出ています。

さらに、従来の「排卵誘発剤」は費用が5万円ほどかかるうえに、注射であるために通院しないとなりませんが、「レトロゾール」による新治療は、費用も5千円程度で、錠剤のためにどこでも服用できるといった、患者側にも負担が少ないものとなっています。

この成果は、今月16日に開催された日本不妊学会にて発表されたようですが、これによりもっと研究が進み、「副作用のない」「安全」で「安価」な不妊治療法が、多くのクリニックで行われるように期待したいものです。

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